文法学習について②
- sunnyporilupin3
- 2022年3月9日
- 読了時間: 2分
通常ではすごく時間がかかるルールを効率よく学ぶことができることが文法学習のメリットでした。
逆に文法学習のデメリットとしては
①誤用につながる
②瞬発力がおちる
といったところがあります。
①誤用につながる、ですが、ルールにはやはり例外がつきものです。to 不定詞の使い方を覚えて I like to play baseball. という文章から派生して I enjoy to play baseball. はルールとしてはありそうですが、使わない表現です。このあたりは動名詞とto 不定詞の細かい概念まで理解すれば大丈夫なのですが、初級者は間違えます。
対して、ネイティブ話者はこのあたりの誤用は例えば幼児であってもないはずです。というのは正しい(自然な)英語しか聴いていませんし、その中から言葉を生成していますので、誤用の可能性は(少しはあると思います)とても少ないですし、あっても環境の中でどんどん修正していきます。
②の瞬発力が落ちるですが、特に初級者が文法をもとに文章を生成するとどうしてもパズルのように組み立てる作業が発生するのでスピードは落ちます。
上記のデメリットはあるのですが、それでもルールを効率よく覚えられるという点でメリットがそれを大きく凌駕していると思います。大事なのは①、②ともそうなのですが、一度文法学習にてある程度意味を取れるようになった後には、ネイティブによって書かれた、話された英語に触れ、自分でも修正していくことで、ネイティブの感覚に近づけていくことです。ネイティブの間でも、世代間でもルールの揺れはありますので、文法にこだわりすぎないことがめちゃ大事です。(適当はだめですよ)
ですので、文法の論理が分かる年代で、かつ英語環境が限られている方には文法学習はとても役立つと考えます。
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